ライブスター証券
- 利用者平均満足度
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3.5 /5点満点中
創業 | 1948年 |
投資信託 | ◎ |
NISA | △ |
iDeCo | × |
夜間取引 | 不可 |
※スマートフォンの方は右にスクロールしてください。
手数料 | 〜10万円 | 〜30万円 | 〜50万円 | 〜100万円 | 〜300万円 | 〜500万円 |
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約定ごと | 80円 | 180円 | 180円 | 340円 | 600円 | 800円 |
一日定額 | 400円 | 400円 | 400円 | 600円 | 1,400円 | 2,200円 |
ライブスター証券は2011年に現在の商号へ変更した、手数料の安さが特徴の証券会社です。
ネット証券として見ると後発組ですが、ライブスター証券になる前は名称・運営母体を度々変えながら70年以上運営してきた歴史を持ちます。
現在はISホールディングスの傘下に入っていて、外為オンライン・ひまわり証券と同じグループの一員です。
手数料が安いだけではなく、昨今は機能性がアップデートされています。
気になる信頼性・安定性を含めてライブスター証券の実力を徹底解剖しました。
国内株式は2種類のプラン
国内株式は注文ごとに手数料が発生する一般的な都度払いと、1日の約定額に応じて手数料が一定の割合で変動するプランの2種類を用意しています。
どちらを利用しても手数料は業界最安水準です。
一律(つどつど)プラン | 50円(5万円以下)~800円(300万円超え) |
定額(おまとめ)プラン | 1日約定50万円以下400円、約定200万円まで50万円毎に+200円、200万円超えは100万円ごとに+400円 |
口座開設して40営業日までは都度払いの手数料が無料になるので、まずは一律(つどつど)プランで活用してみてください。
信用取引手数料完全無料
2019年12月10日より信用取引手数料が完全無料化されました。
ただし、金利に応じた利息・貸株料・強制決済料などの諸費用は発生します。
気になる金利は通常時で最大2.75%です。
一定の条件(信用建玉残高5億円以上など)を満たすと金利の優遇を受けられます。
一般の利用者は金利が他社より高いので、信用取引の長期保有・連休前の持ち越し等は注意してください。
日計りなどを上手に使えばお得に利用できます。
225先物も業界最安水準
先物・OPは225先物のみで、TOPIX先物の取り扱いはありません。
225先物の手数料はラージ191円・mini33円(税抜)で、ともに業界最安水準です。
他社のツールを見ながら注文を入れやすい先物取引は、手数料の安さを理由に利用する方が多い投資商品です。
FXのスプレッドはイマイチ
ライブスター証券の中でFXだけはスプレッドが他社に比べて広めです。
米ドル/円の場合、安い証券会社は0.2銭になるところが、ライブスター証券は0.9銭になります。
FXを目的とする場合、ライブスターを選ぶメリットはあまりないと見るべきでしょう。
ライブスターのデメリット
手数料の安さは、証券会社を比較する上で非常に重要なポイントです。
しかし、ライブスター証券の安すぎる手数料を見ると、不安を感じる方が多いのではないでしょうか?
ライブスター証券のデメリットと実力など気になるポイントをまとめました。
ツールは大丈夫?
ボラリティが急増加した際でもシステムダウンすることは滅多にありません。
安定して注文できる信頼性は、手数料の高い他社と同等水準です。
最低限の安定性を確保しているので、シンプルな注文が中心の方は不自由しないでしょう。
主力のPC用トレードツール「livestar R2」は頻繁にアップデートが行われ、利用者からの要望に合わせてフル板情報や多彩な注文方式に対応できるようになりました。
機能性の面でも不便に感じることは特にありません。
ただし他社はアルゴリズム取引を始めるなど、さらに一歩進んだツールへ進化を遂げた所が増えています。
不便さは感じないものの、大手には劣る面があることを理解してください。
また、口コミを見ると「使い方が分かりにくい」、「ヘルプの情報量が少ない」などの意見が散見されます。
トレードツールを初めて利用する方は苦戦することが多いようです。
他の証券会社を使ってから、もっと手数料を節約したいと思った場合には、ライブスター証券を検討してみても良いかもしれません。
商品ラインナップに注意
海外株式・CFDの取り扱いはなく、先物や投資信託も商品ラインナップが少ないです。
株式は信用売りできる銘柄が少ないので、需要が高い主力株や225先物以外の商品へ投資したい方には物足りないでしょう。
投資信託の商品が少ないという点から、初心者の資産運用には適さないと言わざるを得ません。
手数料が安い分だけ需要が高い投資商品に重点を置いた運営スタイルです。
今後も一気に商品ラインナップが拡大する可能性は低いでしょう。
IPOの数が少ない
IPOはお金を預けなくても応募することが可能ですが、銘柄の数が少ないためこれを目的として口座開設する人はほとんどいません。
ノーリスクで応募だけできますが、全然当たらないので応募する手間が負担として大きく感じてしまいます。
IPOはオマケ程度に考えておきましょう。
アクティブトレーダー向き
今回の記事ではライブスター証券のデメリット目立つ形となってしまいましたが、手数料の安さは他社に比べた大きな強みです。
シンプルでアクティブに投資する場合は、利用するメリットのある証券会社です。
これから投資を始める方や、老後に向けての資産運用をしていきたい方は、他社との比較検討を入念に行いましょう。
毎月の取引履歴を見て手数料の負担が大きいと感じた方は、ライブスター証券へ切り替えを検討してみるのも一つの選択肢となります。