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株式投資

株式会社の設立

資産運用を考えるにあたって、誰もが最初に思い浮かべるのが株式投資ではないでしょうか?
株式会社は企業運営に必要な資金を集めるために出資者を募り、資金提供をしてくれた「株主」に対して出資の証明として「株式」を発行します。
株式投資をすることにより、対象の企業の業績が上がれば持っている株式の価値も上がるだけでなく、配当などを受け取ることもできるといったメリットもあります。

ただし、資産運用という観点で見た場合、注意しなければいけない点も多いため、始める前には充分に検討する必要があるでしょう。
株式投資のメリットや始めるにあたっての注意点をまとめました。

株式を買うには

実際に株式を購入するためには、証券会社を介して市場に買い注文を出す必要があります。
つまり、証券会社の口座を開設しなければなりません。
また、証券取引市場に上場していない株式は基本的に購入できません。
株式の購入をお考えの方は、まずは以下のような証券会社に口座を開設しましょう。
口座開設自体にはお金はかかりませんので、いつでも動けるように準備しておいて損はありません。

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株価は変動する

株価変動のイメージ

証券取引市場で売買されている株式の価格、つまり株価は常に変動しています。
投資家の企業に対する期待がそのまま株価となって表れると考えておおよそ間違いありません。

投資家の期待が高まる=株式への買い注文が増えることで株価は上昇し、逆に見放され売り注文が増えると株価は下落します。
社会情勢や災害などの外的要因が株価に影響することもあれば、企業の不祥事など内部事情が直接影響する場合もあります。
一般的に1年の業績を総括する決算発表の時期には、その内容を受けて大きく株価が変動することが多いです。株式投資をする場合には注目すると良いでしょう。

株式の上場

東京証券取引所

日本に株式会社は約90万社あると言われていますが、この内証券取引市場で株式の売買ができる企業はごく僅かで、4,000社にも満たないほどです。
この4,000社がいわゆる「上場企業」と呼ばれる株式会社です。

上場している会社がこれだけ少ないことには理由があります。不特定多数の投資家から資金を集めることができる上場企業には、それなりの責任(決算発表や企業情報の開示など)が発生します。
この責任を負うことができるだけの資質があるか、厳しい条件をクリアした上でなければ株式市場への上場はできません。
また、株式市場への上場は、会社の社会的信頼性の向上や資金調達などの面で大きなメリットがありますが、必ずしも全ての株式会社がそれを必要としているわけでもありません。
むしろ、株式を市場に公開することにより、経営権を他人に奪われてしまうというリスクも発生します。

これを懸念して始めから上場を目指していない会社も多いのです。
投資家の視点から見た場合、上場したての株式は基本的に価格が上昇するためおいしい案件と言えます。
上場への厳しい条件をクリアした企業という意味で、最初から信頼性はある程度保証されているので、今後の業績への期待から買いが集中する傾向にあります。
この期待感を餌に「未公開株(これから上場予定)」を謳った詐欺も横行しているので注意しましょう。

初心者には向かない?

株式投資はなんか難しそう…この先入観は間違っています。決して難しいものではなく、証券会社に口座の開設さえしてしまえば誰でもすぐに始めることができます。
しかし、資産運用の初心者の方にこれを勧めるかと言われると、その答えは「いいえ」です。
株式の個別売買をするには、まず自分で買う銘柄を選定する必要があります。

この選定基準は自分にとって思い入れのある企業、応援したい企業とかでも構いません。
むしろそういった理由がない限り、軽々しく手を出さないでおいた方が懸命です。
初心者が下手に「この会社の株価はこれから上がりそう」だとか、「配当が良さそう」と金銭面にだけ目を向けて選んでもあまり良い結果にはつながりません。

その後の株価の動向や売り時を考える必要もあり、管理面でも多少手間がかかります。
株式売買の経験は、今後の資産運用においてプラスになるでしょうから、始めは小額で試してみるのが良いかもしれませんね。


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