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先物取引とは?

「先物取引」聞いたことはあるけどどんな取引かわからない…そんな方も多いかと思います。
まず始めに、わかりやすいように身近なものに当てはめた例を使って説明します。

先物取引の例

ラーメン屋を経営する男性

あなたはラーメン屋のオーナーです。ラーメンを作るのに使う麺や具材の値段は、経済の情勢によって日々変動しています。
しかしお店で出すラーメンの値段は、それに合わせて都度変えるわけにもいきません。

経営者としては、できるだけ材料の仕入れ価格は安く済ませたいところです。
特に麺に使う小麦の価格はラーメン屋にとって無視できない大事な要素です。
小麦が高騰したからと言って、麺のないラーメンを出すわけにもいきません。

材料の値段が将来上がるかもしれない…そんな不安を払拭するために「先物取引」は役立ちます。
先物取引では、現時点で取り決めた価格で将来買う約束をできます。

つまり、今と同じ価格で1ヶ月後や1年後でも材料を仕入れることができるのです。
ただし、将来的に材料の価格が上がるのかは、その時が来てみないとわかりません。
もしかしたら価格が下がっている可能性もあるわけで、その場合は先物取引をしたことにより損をしてしまうことになります。

とはいえ、元々現時点での価格を想定したラーメンの値段設定になっているはずなので、赤字に転落するような事態に繋がることはありません。
この取引のポイントは、買い手にとっては将来的な価格高騰の不安を払拭できる点、そして売り手としては価格暴落へのリスクヘッジとなる点にあります。
双方の意図や利害が一致すれば、取引が成立するのです。将来的な価格変動による影響を回避できるという点でメリットがあります。

売買される商品

原油価格と連動するガソリンの値段

先物取引で売買されるものは多岐に渡ります。
原油や貴金属に始まり、とうもろこしや大豆などといった農産物、そして実体のない株価の数値も取り扱います。
そして、実際にこれらのものを持っていない状態でも売買ができるのがポイントです。
大豆を「持っている」という体で売り手として売買することもできます。
売りから入る先物取引の場合、期日に「買い戻す」ことにより、現時点より価格が下落していれば差益を得ることができるのです。

証拠金が必要

先物取引をするには、FX同様に証拠金が必要です。
そして、これも同様にレバレッジをかけることにより、少ない資金で大きな取引をすることも可能です。
正直なところ危険な匂いしかしません…
特定の物の価格が将来的にどうなるか、これはよほど専門的な知識を備えたとしても正確に見抜くことは至難です。
このような不確定要素が多いものに、レバレッジまで掛けて取引をするのはただのギャンブルであり、資産運用とは趣旨のかけ離れたものとなってきます。

初心者には不向き

注意を促す張り紙

初心者がいきなり始めるにはあまりにも敷居が高く、危険な部類の取引と言えます。
ただし、「売りから入る」といった概念などは、日常の商取引では存在しない特殊なものであり、その仕組みを理解しておいて損はありません。

取引を体感する程度に試してみることは、よい経験になるでしょう。
その際は、決してレバレッジを掛けたりはせず、現物(等倍)の小額で行うようにしてください。
欲を出して身の丈に合わない取引に手を出せば、必ず痛手を被ることになります。