SMBC日興証券
- 利用者平均満足度
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3.5 /5点満点中
創業 | 1918年 |
投資信託 | ◯ |
NISA | × |
iDeCo | × |
夜間取引 | 不可 |
※スマートフォンの方は右にスクロールしてください。
手数料 | 〜10万円 | 〜30万円 | 〜50万円 | 〜100万円 | 〜300万円 | 〜500万円 |
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約定ごと | 125円 | 250円 | 400円 | 800円 | 2,000円 | 3,000円 |
一日定額 | - | - | - | - | - | - |
SMBC日興証券は、SMFG(三井住友フィナンシャルグループ)の証券会社で、日本3大証券会社の1つと称される老舗大手です。
メインは店舗型証券ですが、オンライントレードにも対応して少額の資産運用(小口)に力を入れています。
ファンドや社債への投資を検討している方や、プロに任せつつ一部で株式の個別銘柄へ裁量トレードをしたい方におすすめです。
店舗型証券とネット証券の双方の視線でSMBC日興証券の特徴を解説いたします。
歴史
1918年 | 川島商店を設立(現物株の取り扱い) |
1920年 | 日興證券株式会社設立、その後は細かい合併・提携を繰り返しながら国内大手証券会社として成長 |
1998年 | トラベラーズ社(現シティグループ)と提携 |
2000年 | 日興コーディアル証券へ社名変更 |
2006年 | 粉飾決算 |
2007年 | シティグループの傘下に入る |
2008年 | リーマンショックによる不況の影響でシティグループが株式を売却、SMFG(三井住友FG)が取得し同グループの傘下になる |
2009年 | 日興コーディアル証券株式会社へ社名変更 |
2011年 | SMBC日興証券へ社名変更 |
2016年 | 株式会社三井住友フィナンシャルグループの直接の子会社になる |
2018年 | SMBCフレンド証券を吸収合併してSMFGのリテール証券部門を統一 |
ご覧の通り、元々は日興グループとして長年運営してきた歴史を持ち、リーマンショック後に三井住友FGグループの一員になりました。
昨今は店舗型証券の低迷が続いている影響から、2018年にSMFGグループの証券部門がSMBC日興証券に統一されています。
歴史・運営母体の双方で信頼できる歴史と実績が強みです。
店舗型証券メインで考えるべき
利用方法は支店の担当スタッフがついてアドバイスやサポートを受けられる「総合コース」と、オンライントレード・テレトレ(自動音声による約定紹介サービス)のみの「ダイレクトコース」が用意されています。
ダイレクトコースは総合コースよりも手数料が大幅に安いですが、オンライントレードをメインにしているネット証券専門サービスに比べると手数料が高くてトレードツールの機能性が弱いです。
PC・スマホなどのネットツールが苦手でテレトレを活用したい方を除いておすすめできません。
総合コースは支店や電話での依頼を通じて株式の売買をすることもできますが、最低5,500円の手数料が発生します。
総合コースを開設してオンライントレード・テレトレを利用する場合も最低手数料1,925円が必要になるので、ネット証券に比べて手数料が大幅に高いです。
NISA・ミニ株など手軽な投資商品を多数扱っていますが、手数料を考慮すると自分で銘柄を選んで個別株式中心の運用をしたい場合は、ネット証券専用サービスを活用しましょう。
取扱商品は充実していますが、手数料の高さを考えれば総合コースで担当スタッフと相談しながら運用方法を探す活用法がおすすめです。
SMBC日興証券の強み
SMBC日興証券は、投資信託用ファンドや社債・個人向け国債などの多彩な債権を扱う商品力が強みです。
その他のSMBC日興証券ならではの強みを徹底調査してきました。
資産運用を中長期的に行う方は、手数料より信頼性とサポート体制を重視して証券会社を選ぶのも決して悪くありません。
店舗型証券を検討している方は、以下の強みをご確認ください。
格付け評価が高い
2020年4月時点の公式情報では、以下の長期格付評価を得ています。
ムーディーズ | A1 |
S&P | A |
R&I | AA- |
JCR | AA |
大手証券会社の中でもトップクラスに高い評価を得ていて、ネット証券をメインにしている証券会社よりも信頼性の面では勝っています。
証券会社は銀行・生命保険会社に比べて格付評価の重要性が低いですが、大切な資産を預けるにあたって、少しでも信頼できる証券会社を選ぶべきであることは言うまでもありません。
セミナーが充実
オンラインセミナーと最寄りの支店でのセミナーを頻繁に開催しています。
国内屈指の大手証券会社なのでオンラインセミナーの質が高く、支店でのセミナーは身近な場所で内容の濃い話を聞けると評判です。
セミナーで投資のことを勉強してから運用方法を検討したい方は、SMBC日興証券のセミナー情報をチェックしてみてください。
IPOに強い
2019年は全体で行われたIPOの約7割を扱っていて、IPOの取り扱い数は業界屈指です。
なお、公式情報では10%をネット申込に回して平等抽選を行っていることをアナウンスしています。
店舗型証券は担当者や支店長の独断で優先的に声をかける人を判別するルールです。(詳細は非公開)
運用できる資産が多い方には、IPOを優先的に紹介してもらえるチャンスもあります。
当サイト閲覧者には向かない
店舗型証券会社としてのおすすめ度は高いですが、ネット上の情報が充実した昨今はプロの担当スタッフによるサポートがつくメリットが薄れています。
魅力的な商品が多いですが、担当営業マンが強くおすすめする商品も必ず儲かる保証はありません。
担当者からのアドバイスやサポート・提案に魅力を感じる方は検討する価値がありますが、当サイトを閲覧して自分で情報収集できるような方は、ネット証券を活用した方がいいでしょう。
手数料の安いネット証券で、過去の運用実績が優秀な投資信託ファンドへの投資や、AIを活用した自動運用サービスなどを検討してみると良いでしょう。
IPOに関してはネット証券を上回る実績がありますが、応募前の事前入金が必要なルールを考慮すると、IPOだけを目的に口座開設する価値はありません。