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資産運用の必要性

資産運用の必要性について語って行きたいと思います。

年金制度の崩壊

年金手帳と電卓

みなさん、年金は払っているかと思います。収入のほかに、国民年金か厚生年金かによっても月々の支払い額は変わってきますが、給料に対する割合で考えるとそこそこの額じゃないでしょうか?
そして誰しもが一度はこう考えたはずです。
できれば年金なんて払いたくないなあ
なぜそんな感情が生まれるのでしょうか。たしかに月々に入ってくる現金が減ってしまうのが嫌だという単純な理由もありますが、原因はそれ以外にもありそうです。

支給に対する不安

最大の原因はこれじゃないでしょうか?
いま苦しい思いをして将来のために払っている年金が、その時になってちゃんともらえるかわからない。

そんな不安を多くの人(特に若い世代)が抱いている、そんな風に思います。
現に少子化に歯止めはかからず、平均寿命が延びたことにより従来の仕組みでは老人を支えきれないところまで来ています。
このままでは我々が老人になったとき年金制度そのものがなくなっているかもしれない、その不安はあながち間違っていないかもしれないのです。

年金制度の問題点

年金制度とは簡単に言ってしまえば、若い世代が働いて得たお金を徴収して、働かなくなった老人世代を支えましょう、というものです。
この仕組み自体が悪いこととは思いません。
しかし、例えば30年前と現在では世代別の人工の割合はだいぶ違います。

年代別の人工分布推移のグラフ

子供が多く産まれていた時代はよかったですが、現在のように少子化が進んでいる状況では老人に対する若者の比率が下がり、必然的に1人1人の若者の負担が大きくなっています。
現在の年金支給開始は65歳から(以前は60歳からだったものが段階的に引き上げられた)ですが、70歳まで引き上げられるのも時間の問題でしょう。

抜本的に仕組みを見直さない限りはこの問題は避けようがなさそうです。(といっても、私には改善方法など思いつきませんが…)
しかしながら年金の支払いは国民の義務です。これは残念ながら急に変わることはないでしょうし、払わなければいけないものです。
とるべき行動は、義務としての年金の支払いをしながら、その他で個人的にできる準備をすることです。

自分でできる将来のための準備

将来のための資産運用

私の親がちょうど65歳を迎えたところで、年金の受給も始まったところであるわけですが、正直なところ親の世代くらいの方は社会を生きる上では恵まれていたのだと思っています。
今とは違い終身雇用が当たり前、会社で働き社会保険を払い続けてさえいればこうして年金もしっかり受け取れる。

いまの若い世代はそうはいきません。
自分が大学を卒業するころはちょうど就職氷河期でしたし、終身雇用なんて言葉はもはや死語に近いものがあります。
年金制度への不安も前述したとおりです。
だからこそ、自分でできる準備をすぐにでも始めるべきだと考えています。

たしかに年金とは別で個人的に資産運用をすること自体がこれまでの日本ではあまり馴染みのない慣習だったかもしれません。
それは当たり前です、親の世代にはそれが必要なかったわけで、当然やっていない人が多かったから。それを子供に伝えることもできないわけです。

これからは自分で考え、行動しなければ生き残るのが難しい時代、いやむしろその時代はもうとっくに始まっていたのかもしれません。
資産運用に興味を持った、ということはそこへの気付きの兆しかもしれません。