日産証券
- 利用者平均満足度
-
2.0 /5点満点中
創業 | 1948年 |
投資信託 | × |
NISA | × |
iDeCo | × |
夜間取引 | 不可 |
※スマートフォンの方は右にスクロールしてください。
手数料 | 〜10万円 | 〜30万円 | 〜50万円 | 〜100万円 | 〜300万円 | 〜500万円 |
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約定ごと | 24円 | - | 88円 | 165円 | 550円 | 550円 |
一日定額 | 24円 | - | 88円 | 165円 | 550円 | 550円 |
日産証券は2016年にネット証券業界へ参入した後発組ですが、元々の運営会社の歴史は古く1948年に前身会社が設立した老舗になります。
その後は、合併・提携を繰り返して2016年より日産証券株式会社へ商号変更しています。
(過去の名称:日山証券、日本産業証券、日産センチュリー証券)
なお、自動車メーカーの日産との関係性は一切ありません。
日産証券の特徴を深く掘り下げて紹介いたします。
業界最安水準の手数料
取り扱い商品と手数料の目安は以下の通りです。(手数料はオンライントレード)
手数料 | |
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国内株式(現物) | 22円~、約定代金200万円超えで一律500円 |
国内株式(信用) | 現物と同じ、買方金利1.35%、売方金利1.10% |
先物オプション (日経225・TOPIX・JPX日経400) |
ラージ145円、mini23円(月間2,000枚以上の取引でさらに割引) |
くりっく365 | くりっく365・0円、くりっく365ラージ・900円 |
くりっく株365 (日経225、ダウ、DAX、FTSE100) |
140円〜 |
商品先物 (金・銀・プラチナ・原油・パラジウム・ガソリン/中京ガソリン・灯油/中京灯油・ゴム・とうもろこし・金オプション) |
標準銘柄300円、mini75円(月間2,000枚以上の取引でさらに割引) |
先物のデイトレに強い
日産証券ならではのサービスとして人気を集めるのが、先物のアクティブコースです。(日経JPX400は対象外)
アクティブコースはデイトレ向けに日中もしくはナイトの取引時間内に反対決済することを条件にしたデイトレ限定プランです。
持ち越しはできませんが、必要証拠金が225先物とTPPIX先物は最低で50%、商品先物は最低25%に減額されます。
昨今は新型コロナウイルスショック以降に先物証拠金が高騰している影響で、アクティブコースの注目度が高まっています。
投資相談付きネット注文
店舗型証券を利用してインターネット注文をした場合の手数料は業界最安の400~10,000円です。
ネット証券なみの手数料で対応しているので、専門家に相談しながら投資できる店舗型証券でとにかく手数料が安い所を探している方におすすめです。
現在も成長を続けている
大手ネット証券の一極化によって、小規模証券会社が赤字決算を出すケースが増えています。
そんな中で日産証券は微益ながら毎年黒字決算を続ける堅実運営をしていて、これまで小規模証券会社の合併・提携を繰り返してサービス領域を広げてきました。
2020年4月現在は、岡藤HDとの経営統合に向けて進めています。
現在も成長を続けている証券会社なので、今後はさらにサービスの拡充とツールのアップデートが行われていくかもしれません。
現時点では手数料と先物のアクティブプランのみが強みですが、今後はサービス品質で大手ネット証券に追いつくことに期待です。
日産証券のデメリット
手数料の安さで興味を持つ一方で、何か落とし穴があるのではないかと懸念している方が多いのではないでしょうか?
手数料についての特別な注意点はなく、全ての取り扱い商品が業界最安水準の手数料で利用できます。
デメリットはアクティブに投資するにあたって不利な環境がいくつかあることです。
日産証券のデメリット・注意点を確認した上で慎重にご検討ください。
株式ツールはブラウザ
株式用のPCツールはブラウザのみで、スマホ用のツールに比べて表示・注文の反応が1テンポ遅くなることがあります。
手数料が安いため、短期売買を繰り返す方にはありがたみも大きいですが、瞬間的なエントリーポイントを逃す恐れがあることが人気の伸び悩んでいる要因です。
チャートや各種表示機能もイマイチなので、値動きの少ない銘柄を中心に他社のツールと併用しながら注文を入れていくとよいでしょう。
先物・オプションはクロスリッチというインストールツールを用意しています。
信用売り銘柄が少ない
主に制度信用銘柄のみが信用売りに対応した銘柄になり、大手ネット証券に比べて信用売りできる銘柄数が非常に少ないです。
信用売りを活用した投資をしたい方には向いていないので注意してください。
IPOが少ない
IPOは営業店のみの取り扱い。2020年4月現在に公開している直近の取り扱い実績は2017年11月に上場したトレードワークスです。
IPOの取り扱いは、ほぼないと思っておいてください。
現時点ではマイナーな存在
日産証券は2016年にネット証券へ本格参入し、2017年ころにシステム手数料を廃止してから着実にシェアを伸ばしてきました。
当初は実績の乏しさから利用者数が伸び悩んでいましたが、システム手数料廃止から3年が経過しても口コミ情報が増えた印象を受けません。
口座開設数は非公開ですが、マイナーな存在から脱却できない理由はトレードツールのクオリティが他社に比べて低いことが関係しているのでしょう。
システムダウンなど目立ったトラブル・クレーム情報は少なく、マイナーな証券会社ですが業績が良く現在も成長を続けています。
今後も緩やかに成長を続けていく可能性があるので、手数料の安さを重視する方は口座開設を検討してみてください。
ツールによる不利な要素を理解するためにも、初めて証券口座を開設する方にはおすすめできません。